28 October 2010

ボランティア活動報告書(第1号)

1er reporte a JICA 

今回は、JICAへの報告書をリンクします。この報告書は、JICAボランティアが自身の活動状況についてJICAへ報告するもので、第1号から第5号まで、赴任後3か月、6か月、12か月、18か月、24か月の時期に作成します。私は、2010年6月にこちらに赴任したので、3か月後の9月に第1号報告書を作成しました。
この報告書の目的は、「(1)ボランティア自身が自己の活動の管理及び評価を行う(2)事業関係者が情報を共有する(3)情報を広く国民へ開示する」となっています(資料p.27、下線筆者)。
報告書は、「ボランティアポータルシステム」というボランティア専用のサイトを通してオンラインで作成し(ネット環境のない地域ではアナログで作成可能)、赴任地のJICA事務所とJICA本部の承認を経て、一般に公開されます。例えば、私が派遣前に訓練を受けた横浜のJICA横浜資料室で閲覧可能です(他の訓練所でも同様のようですが、私はそれ以外に閲覧の方法をまだ知りません)。
今回は、「ボランティアポータルシステム」から送られた報告書のPDFファイルを承認の後Googleドキュメントにupし、下にリンクを貼りました。ご指導、ご感想、ご質問等あれば、コメント欄にお願いします。


参考資料:
『JICAボランティア・ハンドブック 長期派遣 2009年10月改訂版』
(記事掲載2010OCT28 http://volando-por-repdominicana.blogspot.com/

<補足>
補足ですが、ボランティア自身は、過去の報告書、他者の報告書を「ボランティアポータルシステム」によりネット上で自由に閲覧、ダウンロードすることができます。そういう機能が既に準備できているのなら、「情報を広く国民へ開示する」という目的遂行のため、JICA関係機関における閲覧だけではなく、JICAのホームページから自由に誰でも閲覧できるようにしたらよいと思うのは私の意見です。
Googleドキュメントでは文字化けするようになったのでdropboxに変更しました。
その他の報告は「活動報告のまとめ」から。
(補足掲載2010OCT30、追記2013NOV08)

24 October 2010

他校訪問:ハラバコア、ラベガ 2010/09/28-29

Visita a las escuelas del interior: Jarabacoa y La Vega
28 y 29 de septiembre, 2010
9月28・29日は、出張で他校を訪問しました。ドミニカ共和国中央部に位置するラベガ州のハラバコア校とラベガ校です(記事末尾のリンクに地図を示したので、参照ください)。

(1)ハラバコア Jarabacoa
 28日朝サントドミンゴを出発しバスで2時間弱、ハラバコアに到着しました。昼食を食べてから、日本庭園Parque japonésと日本人移住地跡を見学しました。もともとの農業移住地であるハラバコアでは、2007年のドミニカ移住50周年を記念して、日本庭園が建設され、また、ハラバコア市から移住家族の名前の街路表示が贈られました(嶽釜編2009:174-176)。


 



日本庭園は通りの真ん中に位置し、大きくはありませんが、鳥居や移住家族の名前の記された記念碑、灯篭、橋、池などが配置され、趣のある造りになっています。設計デザイナーは、日高玲子さん。移住家族の名前の街路表示は全部で6つあり、それぞれ"CALLE FAMILIA ○○"(○○家通り)と示されています。

 ハラバコアの日本語学校の授業は、この日本人移住地の外れの「ハラバコア友好会館」で行われています。今回は、火曜午後の4人の授業を見学しました。こちらの学校にも日系社会青年ボランティアが配属され授業を行っています。私の所属するサントドミンゴ校とは違って、異なるレベル、異なる年齢の学習者が一緒に学ぶので、ともに学べる協働的な活動を取り入れたり、複式で授業を行ったりと工夫していることがわかりました。


(2)ラベガ La Vega
ハラバコアの授業見学の後、ボランティアの先生と一緒にラベガへ移動しました。こちらの先生はハラバコア校とラベガ校の両方を担当しており、週に数回両校を往復しています。ラベガではホテルで一泊し、翌29日にラベガ校の授業を見学しました。ラベガはもともとの農業移住地ではありませんが、日系の家族が多く住んでおり、日本語学校が開校されています。現在公民館が建設中とのことで、それが完成するまで日系人のお宅を借りて授業を行っているとのことです。この日は9人の学習者が出席しており、低学年と高学年にクラスを分けて、日系人の助手の先生と2人で授業を行っていました。低学年クラスと高学年クラスの協働活動もあり興味深かったです。

今回の他校訪問を終えて、それぞれの学校にはそれぞれのスタイルや方針があるのだということを再認識しました。例えば、父母会との付き合い方ひとつをとっても、サントドミンゴとは異なる面があります。ラベガとハラバコアの間にも違いがあることがわかりました。他の学校を見学するのは、自分の活動を振り返ったりドミニカ共和国全体の視点で日本語学校を捉え直す大変いい機会になったと思います。


参考文献:
嶽釜徹編(2009)『ドミニカ共和国日本人農業移住者50年の道 青雲の翔』ドミニカ日本人移住50周年記念祭執行委員会記念誌編纂委員会

17 October 2010

盆踊り大会 2010/09/18

Fiesta de Bon Odori  
18 de septiembre, 2010
9月18日、日本語学校サントドミンゴ校にて、第15回盆踊り大会が開催されました。この盆踊り大会には、地方からもたくさんの関係者が集まります。そして今回は、なんと遠くブラジルのサンパウロ州アチバイアからドミニカ中央部のハラバコアへ、踊りの先生方が盆踊りの指導に来てくださいました。もちろんサントドミンゴでも踊りを指導してくださいました。
盆踊りの曲目は、炭坑節に始まり、鹿児島小原節、お達者音頭、眞室川音頭、東京音頭、東北音頭などなど。加えて、ハラバコアのみなさんがよさこい鳴子踊りやソーラン節等を披露してくださいました。こんなに盆踊りを踊ったのは初めてです。
出店には、お弁当、お好み焼き、やきとり、アニメグッズ、古着バザー、etc…。日系社会青年ボランティアは、漢字で名前書きますコーナー(書道)と魚つりゲームのコーナーを出しました。
運営側としては反省点も多々ありますが、来年度のよりよい盆踊り大会を目指したいと思います。10月10日に日本語学校運営部員のみなさんや参加した教師による反省会が行われ、今年の盆踊り大会が締めくくられました。