20 September 2010

日本語学校校歌

El himno de la escuela de idioma japonés
今回は、ドミニカ共和国日本語学校の校歌を紹介します。サントドミンゴ校では、土曜授業の朝の会で歌っています。最初は歌詞を見ながら歌っていた新任教師の私ですが、今は生徒の前でちゃんと(?)歌えるようになりました。音痴なので、時々はずしますが。
作詞・作曲は福政康夫さんという方です。ネット上で調べたところによると、以前JICAの派遣によりドミニカ共和国日本語学校の校長を務められた方のようです。

みどりあふれる キスケージャ
わたるかぜは おともだち
大地にのこる 父母の
どりょくと あせを 思いつつ
ぼくらは きょうも 学びあう
ぼくの わたしの 日本語学校

ひかりあふれる キスケージャ
カリブの海も おともだち
大地にえがく 父母の
思いを むねに いだきつつ
わたしも ともに 学びあう
ぼくの わたしの 日本語学校

歌詞の「キスケージャ」というのは、ドミニカ共和国とハイチからなるイスパニョーラ島の先住民タイノ人のことばで、「すべての大地の母」という意味だそうです。つまりは、イスパニョーラ島のことを指しており、ドミニカ共和国の代名詞としても用いられているようです。
この校歌は、私はなかなか素敵な歌詞だと思って気に入っています。ドミニカ共和国への愛と家族への愛、さらには自分のもつ様々なルーツへの愛がつまっていると思うからです。

9 September 2010

青年交流BBQ大会 2010/09/05

Fiesta de jovenes japoneses y nikkeis
5 de septiembre, 2010
  9月5日、日本語学校の校庭で青年の交流BBQ大会がありました。この交流会は、内閣府の「国際青年育成交流」事業によりドミニカ共和国に派遣されている日本人青年と、ドミニカ共和国の日系青年団との交流を目的に開催されたものです。そこに、青年のJICAボランティア(青年海外協力隊と私たち日系社会青年ボランティア)も招待されたのです。
  内閣府青年団は、南中ソーランや「ふるさと」合唱を披露してくれました。
  私はというと、もっぱら日系の人たちと飲んで踊って交流していました。
(記事掲載2010SEP09)

8 September 2010

成人クラス開始 2010/09/01

Iniciación de las clases para adultos
1 de septiembre, 2010
  9月1日より、夜の成人クラスが始まりました!私の担当は、「入門」「初級」「中級」と3つあるうちの真ん中のクラス、初級です。テキストは『みんなの日本語 初級Ⅰ』を使用しますが、前年度からの継続のクラスなので16課より開始です。週1回水曜日、18:30~20:30というスケジュール。学習者は、前年度からの継続が5名と、初回終了後に新たに1名の申し込みがありました。
  初回の今回は、自己紹介とテ形の復習をかねて家族・親戚の紹介をしました(例えば「私の母はダハボンに住んでいます」等)。口頭で話し合いをした後、作文に取り組みましたがみんな熱心に書きました。
  ドミニカ共和国に来て新たに気づいたことは、「継承日本語教育」は年少者だけを対象とするものではないということです。成人クラスの学習者の動機には、「自分の親のことばがわかるようになりたい」「自分の子どもに日本語をおしえたい」というものがあります。20代~40代の日系人のみんながこのような動機のもとに日本語を学ぼうとしていると知ることは、私にとって意味の大きいものだと思いました。
  掲載の写真は、日本語学校に併設されている学生寮です。(記事掲載2010SEP08)